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グラビア撮影はレールに乗せるところまでやる
新人たちの最初のグラビア撮影には、必ず私が立ち会っています。デビューして1年したら、現場のマネージャーにまかせていますが、それまでは私がいろいろ口をはさむ。というか、レールに乗せるところまでやるのが私の役目。一度レールに乗ってしまえば、列車はその上を走るだけですからね。

でも、最初はみんな泣きますよ。怖い顔したおじさんが、大声で怒鳴り散らすんですから。彼女たちにとっては、それが芸能界の第一歩。写真をなめないように!撮影を怖がらないように!の二つをわからせること。そして、自分のよさを自分でプロデュースできるように、どうやったらファンを魅了するのかを気づかせるために、過激なことも平気で言うんです。

「グラビアはかわいいことが必要。男を欲情させてナンボだ!」と怒鳴ると、困ったことにたいていのコは、開脚してあなたいらっしゃ~い、という顔をする。
「バカヤロー、そんなポーズはAVのコがもうやってんだ。かわいさだ、かわいさだ!」って。すると、新人のコはどうしたらいいのかわからなくて、泣き出して撮影中断。
で、少し落ち着いてから、「いいか。俺が言うかわいさとは、女のコが見ても“うわ~このコ、かわいい”って思う顔だ。そうしたら男だけでなく、女のコもおまえのファンになってくれる。一枚の写真で、2倍のファンができるんだぞ」って説教するんです。

もちろん、カメラマンには、「まず、顔を探してくれ。百の表情をしたらその中の2つでも3つでもいいから、このコのかわいい顔、かわいい表情を探してくれ。過激な水着写真は俺でも撮れるけど、よい顔を見つけて撮れるのはカメラマンの仕事だ」って言いますよ。
ヘアメイクさんには、「あまり塗りたくらないでくれ。グラビアは初めてのコなんだからあくまでナチュラル。素の良さをだしてくれ!」ってお願いする…。

私としては、決してすごいことを言ってるんじゃないですけど、顔にすごみがあるから、怖いみたいで(苦笑)。でも、出来上がった写真を見れば、私が言いたかったことがわかるようで、みんなうれしそうに納得した顔をしてくれますね。
by yellowcab2004 | 2004-07-20 18:50
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